上位互換と下位互換

 E3が開催されたこともあり、ここになってPS3XBOX360、そしてNintendoのRevolutionが立て続けに発表されました。ゲーマーはいきなりお祭りムードになり、スペック談義など久しぶりの話題に花が咲いていますね。今回は皆まだ現行機にそれほど限界を感じていないせいもあるのか、余裕があるところも話題を気軽に話せる点なのではないでしょうか。

 びっくりしたのが、この3機種とも先発機のソフトウェアとの何らかの形の互換性を維持していることでしょうか。PS3はPS1,2ソフトウェアとの互換を明確に謳っていますし、XBOX360も全てではないもののいくつかのソフトについて可能となるようです。Revolutionだけは少し違い、ソフトウェアをダウンロードすることで可能となるようですが。

 ここでちょっと気になったのが、多くの人がこの機能を「下位互換」と呼んでいること。下位互換というのは、下位(先行)にあたるソフトウェアなどが、将来出てくるであろう上位のものの仕様を配慮、ないし一部先行取り込みした形で互換性を持つ場合に言います。
 上位(後発)のものが下位(先行)のものに対して互換性を持つのは上位互換です。

 PC-8801などの懐かしいパソコンでは後発機種SRがそうであったり、9801では9821などが上位互換機だったために、私のような古い世代では特に間違わないのですが、ファミ通まで下位互換と書いているのを見てちょっとびっくりしました^^;
*1 *2

*1:追記:ネットを検索していたらWikipediaでは別の定義がされていました。なるほど、これなら下位互換は言葉として正しいことになりますが…。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E4%BD%8D%E4%BA%92%E6%8F%9B

*2:さらにさらに:後発の製品で以前のデータを読み込み、扱えること→上位互換、後発の製品で以前の製品に対応するデータを作成できること(データを戻せること)→下位互換、という定義もありました。うーむ、なるほど。