称えられぬ戦争

 ちょっと息抜きで…と買ってきたACE COMBAT5 the Unsung Warをやってたらいつの間にか2時間経ってましたよ?(笑)

 内容についてはいまさらここで言うこともそれほど多くありません。AC4が面白かった人は黙って買え(笑)。AC4といえば、今回は設定的にもAC4と共有の世界観な訳ですが、操作感覚などもそのままという感じです。前作バリバリやった人はすんなり入れるでしょう。やったことない人でも、ACはフライトシミュレータというよりもフライトアクションといった感じの味付けなので、簡単です。アーケード版のリッジレーサーの車の挙動のようなクセのなさ。

 さて、今回はやはり僚機の存在がキモのようです。AC4的に単機で殴り込みをかけることもできますが、それだと前作よりミサイルが息をつくのが早いような気がします。最初からだいぶ搭載数多いんですけどねえ。例によって通常ミサイルが対空対地対艦を兼ねているのと、特殊兵装の弾数が少なめになっているのが効いているのかも知れません。そのかわり、機銃が無制限になったようで、ミサイルを撃ち尽くしてもまだなんとかなります。編隊コマンドをこまめに使って僚機に攻撃させるのが今回はよさそう。評価は自分だけでなく僚機の撃墜も含まれているようです。時間を使って粘ってもSランクが取りにくくなっている感じで、そういう意味でも僚機との連携は大事そうですね。

 今回の機体は、ミッション進行具合によって登場する戦闘機と、キルレートという機体経験値をためると出現する戦闘機の2種類があります。キルレートというのはその機種でミッションのポイントを稼ぐとたまります。これが満タンになると、系列の機種がショップに出現し、購入することができるようになります。例えば、タイガーIIのキルレートが満タンになるとタイガーシャークが購入可能になります。これによって電子戦機が買えたりするのが今回の面白いところ。自分で乗ると不便極まりないですが、僚機にあてると自分の戦闘が楽になったりします。僚機に攻撃機を混ぜて自分は制空戦闘したり、その逆をしたりなど、今回はそういう使い分けが面白くなってます。あ、前述の内容で分かるとおり、今回は全員分の機体を購入する必要があります。しかし普通にやっていればその時点の新鋭機を2〜3機購入できるくらいのお金がたまるので、そう厳しくはありません。手持ちの機体も、購入した価格で売却できますし。

 ストーリーは、隣国が突然攻撃してきて防衛しなければならない、というシチュエーションから始まります。前作AC4は大陸に2国しかない状態だったためいいんですが、今回は明らかに回りの国があるのに、その辺の国はこの戦争どう見てるんだろう…といった気持ちがあったりするんですが(笑)。ちなみにAC4の舞台は今回のマップの左隅にちらりと入る程度です。こんなもんだったのかとなんだか複雑な気持ちに。前作のストーンヘンジほどではありませんが、今回も適度にSFチックなオーバースペック兵器が登場してゲームに華やぎを与えています(?)。この辺の内容や、主人公達がミョーに強い存在(1 of themじゃなく一目置かれたユニークな存在)である点は好き嫌いの分かれそうなところですが…そこがいいというところでもあったりして^^; 前作AC4の主人公「メビウス1」も、敵国に赤い彗星連邦の白い悪魔か、という怯えられようでしたし^^;

 残念な点は今のところほとんどないんですが、つくりがAC4を踏襲しすぎている点が少しインパクトを弱めているかも知れません。エクスパンションと言われても思わず信じてしまいそうなほど。サンプルムービーでちょっとがっくりしていたポリゴンの幕間劇は思ったより悪くありませんでした。


 実はこれの他にCALL of DUTY United Offensiveも買って来てたりして。しばらく戦場から逃れられない生活になりそうです^^;