ローナさん

 リトルモニカ物語って、なぜか裏話とか裏設定とか思い当たらなくて困ったなあと思ってたんですが、ありました。本編でもいわくありげだったローナさんって、いったい何者? ということ。
 これはリトルモニカ物語 RUNEアートワークスでインタビューの時にも答えているんですが、彼女はリトルモニカの不思議管理人とも言える存在で、一種の魔法使いなのです。リトルモニカは本編であった出来事の他にも不思議なことがいろいろ起こる街で、それが「不思議な出来事」の範疇に収まるようにするのがローナさんの役目なのです。
 ちなみにローナさんは一度不思議管理人を引退していて、それを継いでいたのがセリア達の母親であるイングリッドだったのでした。(イングリッドがカジョーに襲われた事件が、間接的に管理人業に関わることだったこともあって、ローナさんは三姉妹の後見人を務めることになります)そんないきさつで、ローナさんは三姉妹のうちの誰かに不思議管理人を継いでもらいたいと思っているようです。
 なお、ローナさんは不思議管理人とは関係ない次元で、不老です。*1
 ちなみに「不思議管理人」はある種のオマージュで、島田ひろかずという方の漫画の「管理人シリーズ」がその元ネタです。昼間は普通の女の子が夜になると街の不思議な事件を解決する「管理人」になるというお話で、ほとんどそのままです^^;
 そちらの管理人シリーズでは「丁目」による管轄があって実は大勢の管理人がいたり、同僚の管理人が集まる集会(報告会みたいなの)があったり、管理人を統べる美人で不老(の割には大雑把で気が若い)の魔女がいたりと、なかなか面白い話になっています。ですが残念なことに収録された本がすでに絶版になっています。興味を抱かれた方は古書店などで探してみて下さい。(私も予備を買っておくか(爆))

*1:ローナさんはエナに顔が似ているなどと、ユーザーばかりか社内でも言われていました。それがローナさんの正体の最後の空白を埋める繋がりかも知れません(笑)。が、アンオフィシャルとしてもFifthとリトルモニカを繋ぐ明確なネタは作らないことにしています。「繋がっていてもおかしくない」くらいが私の考えです。