リッジレーサーズ

 うーむ、突出した部分はないけどしみじみ来るゲームだ。
 という訳でリッジレーサーズやってみました。

 とりあえず、液晶の奇麗さを確かめるのに最適なゲームです。オープニングで度肝を抜かれた後、ワールドツアーモードのイントロダクションのムービーでまた驚かせてくれます。

 ゲームももちろん高画質。PS2リッジレーサーV並のコースをガンガン走れます。

 ゲームのフィーリングとしては、初代アーケードのリッジレーサー並とまではいきませんが、かなりいい意味でイージー&アバウト。ブレーキ踏んでステアリング踏めば簡単にドリフトが始まります。元に戻すときはある程度丁寧にしないと逆方向に滑りますが。ただ、タイヤがグリップを取り戻した時の「ガクン」という感じは完全になくなっていて、ストレスは溜まりにくいです。

 車種はドリフトしやすく終え難いダイナミック、ドリフトを維持できる時間が短めのマイルド、その中間のスタンダートという3種に大雑把に分かれています。でも、最初のうちは名前ほどの違いはない感じでした。強いて挙げればドリフト後の処理が簡単なマイルドがアーケード版の車種に近い感じです。

 今回初追加のニトロですが、最初のうちはあまり重要な要素ではありません。3秒くらいしか維持できないため、他のゲームのように一気に差を詰めるというところまでいかないからです。しかし高ランクだとドリフトをどれだけうまく決めてニトロを複数回溜めるか、が勝負になりそう。

 コースは以前のコースなども取り込み、よくできています。体に染み込みすぎて変化がないような錯覚に陥ってしまうのが難点ですが^^; 最初のうちは懐かしいコースを走っているだけで感涙です。
 逆にBGMは中途半端かなあ。今までたくさん出たリッジシリーズですからチョイスが難しいのは分かりますが、例えばRAVE RACERからは原曲そのままのがEuphoriaだけとか、RR2のLords of Technoが入ってないとか、個人的に残念なところも。新曲にはリッジらしいメロディアスな曲が少なく、印象としてはR4やRRVみたいな感じでいまいち。Samurai Rocketが入っているのは嬉しい誤算でしたが(笑)。

 総じて、PSPのパワーを感じるには一番なソフトという感じです。職場でも「PSPすげえ!」となる人が続出。まあ初期不良率が高い今はちょっと買い辛いでしょうが…。リッジファンには迷わずお勧めです。

 R4の時みたいなおバカー(バカな車)が出てこないかなー。