おもちゃが来た

背中のリボンの結び目付け忘れた(汗)

 というわけで天獄(1)初回限定フィギュアつき特装版です。フィギュアの原型は浅井真紀氏。税込み3360円もするわけで、これはもう販促品のついた漫画を買ったわけではなく、フィギュアを買ったといっていい値段ですね。単純計算で2600円ほどのフィギュアという計算になりますか。
 説明によると23箇所の可動部分があるそうです。可動部分は山口式可動っぽいところが多数。ゆえにポージングの範囲はそれほど広いわけではありません。股関節などはボールジョイントになってます。腰から広がったリボンがスタンドを兼ねていて、足一本でも前かがみにしない限り自立します。これは面白いなあ。
 付属品としてモップ、換えの左手と右足、それにメガネを外した状態にするための前髪がつきます。この値段なら納得できるかな、という感じのセットです。唯一の欠点は、顔がうたたねキャラに見えないことかなぁ…。
 あ、実際に遊び始める際には、細い関節がかなりきつく固まっているので、入念に馴らしをしたほうがよいかと思われます。結構破損しやすそうです。パーツ換えの際にジョイントに負荷のかかるかかとと手首には特に要注意。


顔。表紙じゃオッドアイなんだけど…。

 さて、漫画のほうも一緒に読んでみました。大昔の18禁時代の読み切り(つか、同人?)が元なんですね。あの頃は砂姫にあたるキャラが眼鏡をかけていませんでしたが。
 しかし内容は、なんだか大友氏がスチームボーイ作っちゃった感に似てるというか、今までどちらかというと格好つけてた雰囲気のあったうたたね氏がその辺の作風を捨てて萌えに徹してきたというか、要するに大衆に迎合してきたなという、なんかそんな感じです。やたらデフォルメ顔が出てきたり、ねえ。でも悪くはありません。大暮維人氏とPEACH-PIT氏と高木信孝氏を足して3で割ったようだなんて声が聞こえそうですが、だからいいんじゃないかとそこはあえてPUSHしたい所存です。一巻目から可愛い女子キャラが出すぎてインフレしてるような気もしますが、そこはぜひうたたね流スーパー漫画ヒロイン大戦になるような勢いで、ひとつ。
 しかし主人公と絡むと砂姫さんがコワイので、この世界の女の子は出番作りが大変ですね。