FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
弟が買ったので見せてもらいました。
結論から言うとですね、微妙でしたねえ。
筋はとても単純です。説明不足でわかりにくいですが。要するにジェノバ細胞がまた集まってリユニオンしようとするって話です。細かいディテールはぼかしますが(笑)。
しかしこの作品、ケレン味と、斜に構えた格好付けがですね、非常にアンバランスです。斜に構えた〜のあたりは特にクラウドの相変わらずの性格とか、そういうところもあるんですが、とにかくセリフがいちいち思わせぶりな上短くて全部をしゃべらない(濁す)感じなので芝居として心に入ってこない。またケレン味のほうにもかかってくるんですが、せっかくのギミックを気取ったカメラワークとかがつぶしちゃうことがしばしば。
特に、フェンリルはフロントカウルというか前輪に繋がるアームの部分がガバっと開いて左右3本ずつ、計6本の剣が取り出せるようになっているんですが、これがまたしょっちゅう出てくる割によく見えない。この6本の剣もギミックがあって、形状が少しずつ違っていて、全部合体するとFFVIIでクラウドが持っていたナタ形状の剣になるようになってます。しかしそれもほとんど見せてくれません。この辺が非常にイマイチ。昔の仲間も新たに出てくる敵も、空中飛び回ってバトルする割に今ひとつ地味ですし。
お話もライフストリームがあまりに万能すぎで、クラウドはなんだか助けられてばかりですし…。
30分や45分のスペシャルものならともかく、1時間30分以上あるのでこの中身のなさはいまいちだなと思います。顔見せに出てくるだけの連中も可哀想。
誰かちゃんとしたアニメーション関係なり映画関係なりの監督がいれば、時間配分を調整してもう少し面白い話になったのかなとも思うんですが。
あ、クラウドのあれってやっぱり超究武神覇斬(反転してね)ですよね? あれだけは「分かってるなあ(笑)」と思いました。やっぱりこれも、もっとじっくり見たかったんですけどね^^;